第14回 さけぶ会報告             

6月17日の叫ぶ会は、13名の句友が出席久しぶりの盛会となった。

1.取材の大事さについて叫ぶ

さけぶ会の会場は、早稲田1丁目の行人会館。入り口を入って右側の部屋が会場である。本日は、入って左側のホールでなにやかの会があったらしい。ホールの入り口には「一歩の会」とある。

さけぶ会の冒頭、眸子先生から「『一歩の会』ってどのような会だと思いますか。みんさん、連想してみてください」との問いかけから始まった。

「もう一歩踏み出すために、どうしたらよいかを話し合う会では?」など様々なコメント。「ヒントは、お医者さんからアドバイスを受けながら励まし合う会らしいのです」と眸子先生。さらにいろいろなコメント。さけぶ会が始まる短時間の間に、「一歩の会」を開催者の一人に取材をしてきたそうで、「病気を抱える家族や関係者がともに励まし合う場として『一歩の会』を発足させ、今日は、お医者さんをお呼びしてアドバイスをしてもらっていた」そうである。身辺の何気ないことでも、「おやっ」と思ったら、取材してみることの大事さを語られる眸子先生であった。

この話に刺激を受け、参加した句友が叫びまたそれに対し自分の考えをぶつけあう活発な叫ぶ会が始まった。 

2.「少年」について叫ぶ

今回は、先日の少年20周年記念祝賀会の余韻を楽しみながらも、改めて眸子先生から「少年」発行の狙いや投稿する際の留意点につき解説いただく貴重な時間となった。

◇少年の投稿欄の特徴について

投稿者に一頁をそっくり提供し、切磋琢磨の一つとして予め公表された兼題に対して作句した七句とエッセイを400字程度で綴った作品を発表するスタイルを採用している。(このようなスタイルは、「少年」が創刊された当時はあまりなかった。最近はこのスタイルに違い俳句雑誌も誕生しているとのこと)

◇俳句の並べ方について

予め公表されている兼題を詠み込み、毎号七句を発表している。この七句の並べ方についての叫びがあった。

「一番気に入っている順に並べている」「出された兼題の順に並べており、並べ方についてはあまり考えていない」「移ろいゆく季節を意識して作品の並べ方を変えている」「兼題は前半に、自由題は後半に並べている」…、様々であった。

眸子先生からは、「毎号、これが最後であるとの覚悟で『少年』を発行している。俳句の中身だけでなく、その並べ方も大事である。自分の作品をどう配置すれば、読者に思いが伝わるのか、よく考えてほしい。配置だけでなく、題名の付け方についても同様である」との話があった。

兼題を七句から五句に変えた理由は、少年も20年経過したので投稿者に自分をより自由に表現してもらいたいとの思いからとのこと。

◇エッセイについて

「少年」は、俳句とエッセイがパッケージとなった俳句雑誌である。次にエッセイに寄せる思いが眸子先生から語られた。

「創刊当時は、エッセイのテーマを探し出すのに苦労する誌友も多いのではないかとの思いから、『七句の中でお気に入りの一句について、四百字程度でエッセイ風の一文をお書き下さい、文体は自由です』との説明をした。このことを厳格に守っている方もおられるし、七句とまったく関係のないエッセイを綴っておられる方もお出でになる。目的は、生きた証の一齣をエッセイとして綴ることなので、どちらでもよいと思っている。字数については、半ページの中に収まる必要があり、四百時程度が望ましい。千字程度のエッセイを投稿してこられる方も稀におられるが、これは編集者泣かせである」 

メモリアルライブラリーについて叫ぶ

「少年」創刊20周年を記念して30名を越える仲間が「メモリアルライブラリー」を発刊し、記念祝賀会でもご披露された。それぞれ素晴らしいライブラリー(個人句集)であり、感心した。

眸子先生からは「『少年』は、5年に一回仲間が集まってお祝いをしている。その記念事業のひとつとして、希望者にはメモリアルライブラリーを発刊してもらっている。ある期間を区切って一冊にまとめ、その作品集を読み返すことよって自分を見つめ直す機会にもなる。5年毎の記念事業に拘らず、自分が一冊にまとめてみたいと思えば、相談してほしい。『少年』はそのことを支援できる体制を整えている。私も20年を振り返り、一つの区切りとして『眸子の俳話断章~つれづれ百話~』を発刊した。仲間の皆さんが何時でもどこでも使ってもらえるようハンデ―なサイズにしたので活用してもらいたい」。

眸子先生の熱心な説明(先生の叫び?)を聞き、筆者は少年の趣旨を理解しないまま締め切りに追われるばかりの独りよがりの自分が恥ずかしい限りだった。

※三郷俳句塾に投句した作品についての叫びは、今回は割愛した。 (橋本喜代志記)

以上

  今回は、レポートを橋本喜代志に担当していただきましたました。それを今回も、大変お忙しい先生に加筆いただくというありがたい文章になりました。皆さま、ぜひご参考にしてください。
                                    (HP管理者・加壽)