第10回さけぶ会

今回の参加は眸子先生を含む男性7名、女性3名の計10名でした。

1.玉句集「次の間」に乾杯

まず最初に、1月24日に句集「次の間」を上梓した小野紗耶子さんの「句集」のお祝いと、句集の感想を述べ合いました。小野さんの句集は参加した「蕗」、「少年」、「三郷塾」の約30年間の集大成との事でした。眸子先生の提案により参加者が句集より気に入った1句(1句以上でもよい)を選びその感想を後日纏めることにしました。

2.カサブタを取り除く努力

次に、本日三郷俳句塾に先立ち午前中に行われた「ジュニア俳句スクール」について話が移りました。三郷にジュニア俳句スクールを開校して今年で七年目。今年は、小学二年生から中学一年生まで七人の受講です。その中で、今年初めて入校した小学二年生の「つむぎちゃん」にはしばしば驚かされました。

 いつものように、廃校後の会場の裏庭に出て四十分程度の観察をします。ほとんどの子は、一緒に草花を触ったり、小動物を探したりしていますが、つむぎちゃんは単独行動。花の蜜が大好きな彼女は、花を見つけると早速、小鳥のように蜜を吸っています。「花の蜜ばかり吸ってないで、こちらにおいで」と促しても、なかなかそこから離れようとしません。花の蜜を吸いながら草花と話をしているのでしょうか。

 それでいて、私達の話をしっかり聞いていいました。教室に戻り「今日見たものを書きだそうね」と促すと、すたすたと出てきて、私達が目にしていたもの、話し合っていたものを書き出していくのです。

 彼女は、目にしたもの、感じたことを呟くように、どんどん言葉にしていきます。例えば、次のようです。

  てくてくてく小さいありがのぼってくる

  わかいはっぱいつかあなたもしおれるよ

 私達は感じたことを頭の中で整理し、言葉にしますが、この子は皮膚で、体中で感じているのでないでしょうか。大人になると手垢のついた見方をし、無垢に感じることができなくなっています。彼女の姿に学ぶことが多いと思います。私達は、手垢というカサブタを取り除く努力がいるようです。

3.句作りには体質改善が必要

更に眸子先生より「俳句スポーツ説の紹介」

 「俳句では、身体で受け止め、瞬時にして反射的に、有季十七音という言葉の塊として

一時に出てくるような体質づくりを目指して、恰もスポーツの練習をするように写生の修行、「芸」としての修行が絶対に不可欠」と多作多捨、多読多憶を推奨した「俳句スポーツ説」の話が有りました。

4.席題による句会の試み

これに関連して「袋投句」、「席題」等素直な句作の方法について話が発展しました。

これより次回の「さけぶ会」ではテスト的に席題による俳句会を実施してみようという事になりました。ぜひ皆様も次回参加し「席題俳句会」を経験して下さい。

5.「少年」が早稲田図書館の蔵書に

最後に「行人」の方より2月より眸子先生の著書と共に「少年」が早稲田図書館の蔵書として保管され、一般貸出になった報告と今後の「少年」PRのご協力のお願いをして時間も少しオーバーしていたので終了となりました。

  行人所感:今回で10回を迎えた「さけぶ会」ですが、毎回眸子先生に参加頂き俳句勉強の課題を頂いています。その都度課題は違っていましたが10回目で先生の句作に当ってのこうあって欲しいと言う方向が分って来たような気がします。これは日頃俳句塾でも選句を通して我々に示されていますが「さけぶ会」でも直接言われること無く課題を通して各自が自覚するのを待って居られたような気がしました。

※今回も痛飲の為、切れ切れの記憶を辛うじて報告させて頂きました。報告者:冨岡行人

 


万象・眸子・治夫・孝













麻沙子・柳絮・雅子・文雄













雅子・文雄・行人・加壽
  レポートを「行人」さんが積極的に引き受けて、素早くまとめてくださいました。 それを今回も、大変お忙しい先生に加筆いただくというありがたいレポートとなりました。皆さま、ぜひご参考にしてください。
                                    (HP管理者・加壽)